“以前からの困難な課題に光をあてることが重要”
10月1日(火)夜、オンライン報告会「能登地震9か月・豪雨災害 困窮するこどもたちの現状」を開催し、60人の方々が参加。
インタビューの報告とともに、給付金受給者アンケートから、こども・保護者の「生の声」も紹介しました。
また、震災直後から被災地で支援を続ける公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの田代光恵さん(国内事業部プログラムマネージャー・写真下)が登壇し、豪雨災害後の状況と「被災地の小中高生世代2,053人アンケート」の結果も発表いただきました。
そして、「今後求められる被災地のこどもたちへの支援」をテーマに田代さんと小河光治・あすのば代表理事が対談しました。
田代さんは、「東日本大震災などで、元々赤字で生活していた方の生活再建が難しい事例を見てきた。災害前からあった経済的困難などの課題に光を当てていくとともに、こどもの声をしっかり聴いて、それを復興に生かしていくことが重要だ。『忘れないで』という声からも、能登にずっと関心を寄せ続けることがとても大事だと思う」と述べました。
小河代表は、「神戸も東日本でも、元々あった課題が震災によってあぶり出された。以前から困難を抱えていた方々が復旧復興から取り残された。能登で同じことがあってはならない。生きる希望をなくさないようなサポートやエールが求められている。給付金を送るだけではなく、今後もいろいろな方々と連携して支援を続けたい」と話しました。
参加者からは、「『忘れないで、見捨てないで』という言葉に胸が詰まりました」、「『能登』という地域の特性を襲った地震と豪雨災害で被災したこどもたちや家族の本音を知ることができ、聴いた私たちが支援者・広報となり、この現実や想いを伝え広めていくことが大切。できることを継続して取り組んでいきたい」など多くの感想が寄せられました。
<クラウドファンディング実施中>
https://for-good.net/project/1000983
応援よろしくお願いいたします
<開催概要>
■開催日時
2024年10月1日(火)19時~20時
■開催方法
Zoomウェビナー
■プログラム
①「あすのば能登こども応援給付金」について
②給付金を受給した保護者 電話インタビューから
③給付金受給者アンケートから「生の声」
④奥能登6市町現地調査(9/4~6)の報告
⑤豪雨災害後の被災地の状況とセーブ・ザ・チルドレン「被災地の小中高生世代2,053人アンケート」から
田代光恵さん(公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン国内事業部プログラムマネージャー)
⑥対談「今後求められる被災地のこどもたちへの支援」