子どもの声を当財団の事業運営に反映するための「あすのば子ども委員会」発足総会が12月19日(土)国立オリンピック記念青少年総合センター(東京・代々木)で開催され、20日(日)には子どもの貧困対策の提言を行う「第1回あすのば全国集会」が同会場で開催されました!両日合わせ約200人の参加者が全国各地から集まり、子どもと大人が一緒になって貴重な2日間を過ごすことができました。
19日の子ども委員会発足総会では、「子どもから始めるすべての人が生きやすい社会づくり」をテーマに高校・大学生世代の子どもと若者が意見交換を行いました。「母子家庭で育ち、勉強を頑張ろうと思っても、進路を考えると結局お金がないから頑張っても無駄なのではないかと悩んでいる」「”子どもがど真ん中”という思いで子どものことを考えてくれることは嬉しいが、子どもの貧困を解決するには大人の貧困を解決しないといけない。」「子ども委員会で子どもの声を伝える時に、しっかり周りの大人もサポートしながら温かく見守ってほしい。」などの声があがりました。
そして、20日の全国集会では、「NPO法人あっとすくーる」渡・理事長、「幸重社会福祉士事務所」幸重忠孝・代表、「内閣府・子どもの貧困対策に関する有識者会議構成員」末冨芳・日本大学文理学部准教授、「NPO法人山科醍醐こどものひろば」村井琢哉・理事長に「子どもの貧困対策 いま何が必要か」というテーマでリレートークを行い、子どもを代表して高校生2人と大学生1人に自らの体験から子どもの貧困対策について思うことを発表してもらいました。また、当財団がとりまとめた政策提言を高校生とともに出席していただいた国会議員の皆様に強くお願いをしました。
子どもも大人も立場を超えて子どもの貧困という社会課題と向き合った2日間。子どもの貧困対策を前へ進めていくためには更なる社会全体のご理解とご協力が必要です。今回の子ども委員会発足、全国集会開催を機に当財団も対策推進に向けて力強く次の一歩を踏み出してまいります。