日本大学とあすのばの共同研究として進めていた『子どもの貧困対策「見える化」プロジェクト』は、今年度より首都大学東京および同大学内に開設された子ども・若者貧困研究センター(阿部彩・首都大学東京教授/センター長)とも連携して研究を行う運びとなりました。
本日(4月18日)は都道府県の子どもの貧困対策に関する調査の発送準備作業を行いました。本調査は、日本全国の子どもの貧困対策の状況を把握し、先駆的な取り組みや幅広い取り組みを展開されている事例(グッドプラクティス)を収集することが目的です。
また、本日(4月18日)は東京大学の教育行政・学校経営演習にもおうかがいさせていただき、東京大学の学生らとも連携し政令市・中核市の対策計画策定状況について研究を進めることになりました。年内には、市町村における具体的な施策や事業の状況についても各市町村に調査の協力をお願いする予定となっています。
各地域において自治体がどのように子どもの貧困を捉え、対策を展開しようとしているのか「見える化」することを通して、子どもたちがより良い環境、地域で暮らすことに貢献できるよう、引き続き共同研究を前へ進めてまいります。
(2015年度は末冨芳・日本大学文理学部准教授はじめ、日本大学の学生らの協力で都道府県の子どもの貧困対策計画策定状況を調査・研究しました。調査結果は、各新聞社・テレビ局にも広く報道していただきました。心から御礼申し上げます。)