3月16日夜、院内集会「困難を経験した子ども・若者の意見に耳を傾けるつどい」を参議院議員会館で開催し53人が出席しました。
5人のあすのばの若者たちと小倉將信・こども政策担当大臣、田村憲久・子どもの貧困対策推進議員連盟会長はじめ与野党の国会議員と車座で対話しました。
思い出したくもない苦しかった経験を語ることは、計り知れないほどの痛みが伴います。
多くのマスメディアが取材する中、自らの体験に基づいた苦しみについて語ることを決めた5人の若者たちは、声をあげたくてもあげられない子どもや若者たちの思いや状況も考え、全国各地から駆けつけ、率直に自分の意見を自分の言葉で語りました。
小倉大臣も国会議員の方々もじっくりと聴いていただきました。
小倉大臣は、「我々には(こどもの声を)聴く義務がある。声が上げられないようなこどもや若者に対しては、我々(こども家庭庁)が出向いて話を聞こうと思っています。
政策にどう反映したのか、実現したのかっていうこともきちんとまたお伝えしたい」と答えました。
その後、若者と国会議員が3つのグループにわかれ、率直に意見交換をしました。
田村議員はじめ多くの議員が院内集会終了後も会場に残って閉館の20時まで若者との対話を続けていただきました。
時間を忘れて、それぞれが本音で語り合うこんな風景は、これまでになかったことです。
4月に施行される、こども基本法には「子どもが意見を表明する機会が確保され、子どもの意見が尊重され、最善の利益が考慮されること」が明記されました。
子どもが大人の顔色をうかがわずに、率直に自分の意見を言えるためには、子どもの本音を聴く体制をしっかりとつくらなくてはなりません。
子どもの意見を聴いて「おしまい」にしない大人の覚悟と実践が求められています。
国会でも地方議会でも困難を抱える子ども・若者たちの声にしっかりと耳を傾け、さまざまな課題解消に向けて、実効性の高い施策の実現につなげなければなりません。
今回の院内集会がそのキックオフとなりました。
ご出席いただいた大臣・国会議員などのみなさんです。
小倉 將信 こども政策担当大臣
【自由民主党】
田村 憲久 衆議院議員(子どもの貧困対策推進議員連盟会長)/長島 昭久 衆議院議員(子どもの貧困対策推進議員連盟幹事長)/鈴木 貴子 衆議院議員
【公明党】
古屋 範子 衆議院議員(子どもの貧困対策推進議員連盟副会長)/中野 洋昌 衆議院議員/竹谷 とし子 参議院議員
【立憲民主党】
山井 和則 衆議院議員/小宮山 泰子 衆議院議員
【日本維新の会】
堀場 さち子 衆議院議員/高木 かおり 参議院議員
【国民民主党】
浅野 さとし 衆議院議員
【日本共産党】
高橋 千鶴子 衆議院議員
【無所属】
寺田 静 参議院議員
〈代理出席〉
自見 はなこ 内閣府大臣政務官、西田 まこと 参議院議員(公明党)、吉良 よし子 参議院議員(日本共産党)
〈内閣官房こども家庭庁設立準備室〉
山口 正行 参事官
報道は、以下のとおりです。
【テレビ朝日】(3月22日閲覧)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000291817.html
【毎日放送】(3月22日閲覧)
https://www.mbs.jp/news/column/scene/article/2023/03/093739.shtml