「子どもの貧困対策 全国支援団体合宿集会2022」が、2月24日から26日まで東京都多摩市で開催され、全国各地から60人が集まりました。
4月には、こども基本法が施行され、こども家庭庁が発足します。こども予算倍増の道筋を示す骨太の方針や、関連制度に大きな影響を与えるこども大綱の閣議決定が予定される来年度。
都道府県・市町村レベルでも子ども若者支援部局の再編や、こども大綱を受けた計画の制定・見直しが全国各地で進展すると想定されます。
これを機に、こども政策全体の底上げが求められるのはもちろんですが、さまざまな困難の渦中にある子ども・若者に必要な支援の手が届き、当たり前の日常を送るという切実な願いをかなえられる社会にしていかなければなりません。
あすのばのこの8年間のさまざまな活動で、全国各地の支援者の方々とつながることができました。
各地で声をあげることができない子ども・若者の実情を知っている方々とさらに連携して、国レベル、自治体レベルで政治・行政に働きかけ、社会全体に問題解決への共感を呼び起こしていくことが不可欠だと考え、合宿集会を開きました。
コロナ禍でもあり、地域や支援分野などのバランスも考慮し、限られた人数の集会となりましたが、さまざまな意見交換や対話など、登壇者・参加者全員が力を出し切っていただき、充実した3日間となりました。
なお、合宿集会は、ユーピーエス・ジャパン株式会社のご寄付を活用して実施しました。
【登壇者(プログラム順・敬称略)】
村木 厚子 <内閣官房孤独・孤立対策担当室政策参与>
自見 はなこ <参議院議員・医師>
榊原 智子 <子どもと家族のための緊急提言プロジェクト事務局長>
泉 房穂< 兵庫県明石市長>
清原 慶子 <内閣官房こども家庭庁設立準備室政策参与、前東京都三鷹市長>
中塚 久美子 <朝日新聞専門記者>
谷口 仁史 <認定NPO法人スチューデント・サポート・フェイス代表>
徳丸 ゆきこ <認定NPO法人CPAO理事長>
能島 裕介 <尼崎市役所理事・教育次長>
李 炯植 <認定NPO法人Learning for All代表理事>
近藤 博子 <気まぐれ八百屋だんだん/一般社団法人ともしびatだんだん 代表>
田口 吾郎 <NPO法人いるか代表理事>
川邊 笑 <うみのこてらす 設立者・運営者>
西崎 萌 <公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン アドボカシー部>
幸重 忠孝 <NPO法人こどもソーシャルワークセンター理事長>
室橋 祐貴 <一般社団法人日本若者協議会 代表理事>
清水 康之 <NPO法人ライフリンク代表>
小河 光治 <公益財団法人あすのば代表理事>