子どもの貧困対策センター 公益財団法人あすのば

子どもの貧困対策センター 公益財団法人あすのば

2023.04.05|

院内集会「子ども・若者の貧困解消に向けた恒久的な施策の拡充を!」

(写真提供 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン) 

 

3月27日午後、衆議院議員会館で院内集会「子ども・若者の貧困解消に向けた恒久的な施策の拡充を!」を開催し、オンライン含めて70人が参加しました。

 

公益財団法人あすのば、認定NPO法人キッズドア、認定NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン、認定NPO法人D×Pの5団体が主催し、超党派の「子どもの貧困対策推進議員連盟」が共催しました。

 

4月にこども基本法が施行され、こども家庭庁が発足し、子どもの権利に根差した子ども施策が図られ、そして進級・進学など子ども・若者が新たな生活に期待を膨らませている今、与野党の国会議員に5団体の共同提言や厳しい実態などを訴えました。

●3月1日に発表した5団体の共同提言はこちら(PDF)

 


異次元の少子化対策、子ども子育て予算倍増が国会で議論され、連日報道されていますが、子ども・若者の貧困対策の拡充について政府の検討が遅れていることを懸念しています。

長引くコロナ禍や物価高騰の影響を受け、ますます悪化の一途をたどっています。このような子どもたちを置き去りにせず、生活や学びを支え、貧困状態の子どもたちも安心して成長できる日本になることこそが「こどもまんなか」のこども政策が達成しなければならないことだと考え、院内集会を開催しました。

 

議連会長の田村憲久・前厚生労働大臣は「まさにいま、子どもたちが非常に厳しい状況がずっと続いている。コロナで社会の中で孤立し、その後の物価上昇で日々の生活が非常に厳しいという状況の中で、予備費から対応すると政府に示していただいている。しかし、まだまだ厳しい状況が続いていくだろう。一方でひとり親だけではなく、ふたり親世帯も厳しい生活をしている。いまの働き方自体にもいろんな課題がある。一度、正規雇用のルートから外れると男性も女性も厳しい状況になってしまう。そうした対応も必要だ。しかし、緊急に目の前のこともしっかり支援をしなくてはならず、今回院内集会を開いていただいたことは、我々立法の立場にとっても大変ありがたいことだ。一緒に協力し、手を携えながら子どもたちが幸せに成長し暮らしていけるように努力してまいります」と共催者としてあいさつをいただきました。

 

集会では、共同提言の発表に続いて、5団体からのリレートーク、各党代表国会議員と内閣府からのコメントをいただきました。


ご出席いただいた国会議員と内閣官房・内閣府の方は以下のとおりです。

【出席】
・自由民主党 田村憲久 衆議院議員、下村博文 衆議院議員、牧原秀樹 衆議院議員、中川郁子 衆議院議員
・公明党 竹谷とし子 参議院議員
・立憲民主党 山井和則 衆議院議員、小宮山泰子 衆議院議員、大河原まさこ 衆議院議員、早稲田ゆき 衆議院議員
・日本維新の会 梅村みずほ 参議院議員、一谷勇一郎 衆議院議員
・国民民主党 芳賀道也 参議院議員
・日本共産党 宮本徹 衆議院議員
・無所属 寺田静 参議院議員、三上えり 参議院議員
【代理出席】
・自由民主党 稲田朋美 衆議院議員
・日本維新の会 金村龍那 衆議院議員、片山大介 参議院議員

【内閣官房】
・こども家庭庁設立準備室 山口正行 参事官
【内閣府】

・子どもの貧困対策担当 和田真穂 参事官補佐


なお、テレビ朝日で報道されました。

<子どもの貧困解消へ“超党派”で提言 ひとり親世帯の児童扶養手当増額など>
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000293056.html
(2023/04/05閲覧)

新着記事一覧

アーカイブ

毎月500円からの継続寄付 あすのば応援団募集中!

TOP